Guatemala → Mexico
- Daishi Torihara
- 2016年8月19日
- 読了時間: 7分
さて、今日はグアテマラのケツァルテナンゴを後にして、この旅最後の国メキシコに向かいます。
今日のスケジュールは、次の通りです。
『ケツァルテナンゴ → テクンウマン(メキシコとの国境) → タパチュラ(メキシコの国境付近の町) → オアハカ(タパチュラから夜行バスで翌朝に到着予定)』
今日からメキシコかと思うとちょっと物価も高くなるだろうと思い、出発前には最後の晩餐とばかりに昼からガッツリ食べます。

こちら、スープとジュース付きで25ケツァール。(約300円)
そして、昼食を食べたあとはワゴンバスに乗ってケツァルテナンゴのバスターミナルに向かいます。
ターミナルに着くと同時に小雨がパラパラ降ってきましたが、すぐにバスに乗り込んだので大丈夫でした。
セーフ!!
今、中米は雨期だと思うんですが、実はこの旅の中で一瞬のスコールや、寝ているときに雨のパターンはあっても自分が外に出ている間に雨がずっと降っていたことはありません。
晴れ男です。
しかし、この日はなんかいつもと違ってバスに乗り込んで移動しているときもしばらくの間雨は止む気配はありませんでした…
…
今にして思うと、これが何かのサインだったのかもしれません。
さて、話を先に進めましょう。
ケツァルテナンゴからメキシコの国境まで行くには、クアテペケって町でバスを乗り換えなければいけませんでした。
ケツァルテナンゴからクアテペケまではバスで約3時間半の道のりで40ケツァールです。(約550円)

そして、そのあと写真のような赤いワゴンバスに乗り換えてテクンウマンまでは40分。バスの値段は6ケツァール。(約90円)
そしてテクンウマンに到着。これがテクンウマンのターミナル。
この時もまだ雨が降ったり、止んだりの状況でした。


テクンウマンのターミナルでバスを降りると、そこにはたくさんのチャリンコタクシーが待っていました。
自分は旅をするときにいつも色んな人のブログを読むのですが、事前に聞いていた情報によると、このテクンウマンからイミグレまでは歩いて20分ぐらいだから歩ける距離だけど、このチャリンコタクシ―の方がオススメという情報がありました。
事前の情報だと値段も5ケツァール(約80円)で、雨もパラついていたので、チャリンコタクシーに乗ることにしました。
そこでチャリンコタクシーの運転手さんが集まっているところに行って、いくらか聞いてみると、何と30ケツァール。
自分が見ていたブログの情報は2015年だったので確かに値上がりはするだろうにしても6倍は上がりすぎです。
しかも、そのあとも『50ケツァール』だとか『20ドルでいいよ。』だとかバラバラな値段を行ってくるし、値段をいう時の表情と雰囲気がニヤニヤとした怪しい感じだったので、『じゃあ、いいや。』って言って、その場を去りました。
そしてとりあえず歩き出すと後ろかチャリンコタクシーのおじちゃんが声をかけてきました。
おじちゃん 『さっき、30ケツァールって言われてただろう? 5ケツァールでいいよ。』
ラッキー!! ありがとう!!
『じゃあ、イミグレまでお願いします!!』
おじちゃん 『いいよー。』
そんなわけでチャリンコタクシーに乗ってグアテマラのイミグレへ。
で、チャリンコタクシーに揺られること着いたイミグレ。
ではなく、

河
何じゃ、こりゃー!!
イミグレどこじゃい!!
メキシコは川の向こうだって言うので、おじちゃんにお金を払って、とりあえずチャリンコタクシーを降ります。
タクシーを降りるとたくさんの人が寄ってきてみんな口々にこう言います。
『メキシコは川の向こうだから、川をボートで渡るのに100ドルかかるよ!!』
100ドル!?
その時の映像がこちら。
(注: 映像の中で『橋が見える』とありますが、ちょっと見えにくいですが木の間に見える白いものが橋です。)
そんなわけで、遠くに見えた白い橋を目指して歩くことに。
まぁ、橋は見えているしゆっくり歩いていけばいつか橋につけるだろうと思っていたら優しい少年が橋まで連れていってくれるとのこと!!

ちょっと見えにくいですが、この少年と一緒に歩くこと15分。
これまた暗いですが、グアテマラのイミグレに到着しました!!

しかし、このグアテマラのイミグレ、連日のスコールの影響もあってか停電していて真っ暗。
それでも無事にスタンプを押してもらい橋を渡ってメキシコを目指します。
橋は結構距離が長かったので、橋を渡りながら、さっきの川のことを考えていみました。自分が見たときはあの川にはボートがいくつか浮いていて、たくさんの荷物や人が乗って行き来していました。
チャリンコタクシーのおじさんが勘違いしてイミグレを通過しなきゃいけないことを知らなくて川に連れていったのか、100ドル欲しさに騙そうとしてたのか、はたまた単にお互いの意思の疎通が問題だったのか分かりません。
しかし、グアテマラのイミグレを通過せずにボートで川を渡っていたら、メキシコに不法入国することになっていたと思い、ぞっとしました。
そうこう考えているうちにメキシコに着きました。こちらがメキシコのイミグレ。

自分がイミグレの中に入ったときは、もう遅いのか他に入国する人は誰もいませんでした。

そして、いよいよこの旅最後の国メキシコへIN!!
この日はすでに遅く、だいたいどの国のボーダーにもいる両替のおじさんもいませんでした。
しかし、町の人に色々話を聞いていると、『30ドルぐらいなら両替してあげるよ!!』と言われたので近くの八百屋さんへ。
ちょっとレートは悪く、1ドル≒15.5ペソ。
まあ、お金持っていなかったので仕方がないと諦め。タパチュラ行きのバスへ。
バスに乗り込むと自分と同じようにタパチュラに行くおじさんがいたので。その人から色々と教えてもらいました。
それによると。ここからタパチュラまでは約1時間ぐらいとのことだったので、24ペソ(約150円)払ってバスに乗り込みます。
あとはもうタパチュラから夜行バスに乗れば今日の目的地オアハカに到着です。
しかし、国境越えに続き、今日はここでもまた問題が起こりました・
タパチュラ行きのバスは急に大きな道路の途中で止まって、バスを降ろされました。
町で降りるハズが大きな道路で降ろされ、若干の疑問はあるものの、さきほどのおじちゃんが、『ついてこい。』って言うので、おじちゃんの後ろを歩いて行きます。
おじちゃんの後ろを歩いていくとたくさんの人だかりが…
こんな感じです。
最初は、お祭りか何かと思いましたがおじちゃんの様子を見る限り、ちょっと違う。
おじちゃんに聞いてみても急ぎ足で『come on!!』と『dangerous』を繰り返すのみ。
ようやく、この場所を抜けたときに、おじちゃんが話してくれたんですが、今、道路は通行止めになっているらしく、それに対して地域住民がたくさん集まって政府に対してデモ活動をしているみたいでした。
なるほど!!
だから。バスを変なところで降ろされたわけですね。
しかし、道路が通行止めってことは、当然、タパチュラに行くバスはないってことです。
国境も無事通過しましたが、今日はもうここまでかと正直思いました。
しかし、おじちゃんが取った方法は…
ヒッチハイク!!
すぐに車がつかまり。タパチュラまで一気に連れていってくれました。

そのときの車がこの写真の青と黄色の車です。
やっぱりトラックの荷台の乗ると気持ちいいですね。
ここから少し5分ほどバスに乗って少し歩きましたが、おじちゃんの案内ですぐにタパチュラのバスターミナルに着きました。
タパチュラまで案内してくれたこのおじちゃんはタパチュラに住んでいるらしく、この町にメッチャ詳しかったです。
おじちゃん、ありがとう! !(写真の黄色いTシャツの人がお世話になったおじちゃんです。)

長かっ今日の移動もゴールが見えてきました。あとは、ここタパチュラからオアハカ行きの夜行バスに乗るだけ。
オアハカ行きのバスを探します。

結構、綺麗な窓口でした。
しかし、今日はオアハカ行きのバスはないとのこと!!
他にもいくつかバス会社があったのですが、すべてオアハカ行きのバスはないとのこと。
色々大変なことを何とか乗り越えてきた一日も今日はここまで。
今日は、タパチュラに泊まり明日移動します。
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