仏陀が悟りを開いた地
- Daishi Torihara
- 2017年8月10日
- 読了時間: 3分
翌朝、5時頃に目を覚ました僕らは
この街の名所
マハーボーディ寺院に繰り出した。
マハーボーディ寺院は、このブッダガヤ一番の観光名所で
ブッダが悟りを開いた場所。
今回の旅で僕が訪れたかった場所の一つ。
寺院の入り口につくと、参拝客はここで荷物を預けることになる。
この寺院、入場料は無料だけど、もしカメラを持ち込みたい場合は、100ルピー(約200円)、ビデオカメラを持ち込みたい場合は500ルピー(約1000円)を払わなければいけません。
自分は、カメラの入場料だけ払って、小型のビデオカメラをこっそり隠し持って行きました。
数年前にテロがあったこともあって、入場ゲートには空港みたいに金属探知機がありました。
海外にしては珍しく、形だけのセキュリティーチェックではなく、念入りにチェックされました。
そして、ゲートをくぐると、そこにはすぐにマハーボーディ寺院の本殿が。

この寺院は、インドの人たちにとって神聖な場所であるとともに観光の名所でもあって、本殿に入るには早朝なのに行列ができていました。

本殿の中には、こんな感じで仏陀の像がありました。
みんなが持ち寄ったお供え物を仏陀の像の前に置いていきます。

本殿を抜けると、横の広場には瞑想をしている僧侶がいました。

さすが仏陀が悟りを開いた地。
みんなそのご加護にあやかろうと、修行に精を出しています。

修行をしている僧侶をぼーっと眺めていると
ある一人の僧侶が近づいてきました。
彼は、このマハーボーディ寺院で修業をしている見習の僧侶らしく
英語を勉強しているから、ぜひこの寺院を案内させてくれないかとのこと。
旅をしていると、こういいう場合は結構な確率で胡散臭い場合は多いんですが
彼の温かい人柄が伝わってきたので、案内してもらうことに。
そんな中で彼と色々なことを話したのですが
お坊さんって僕たちが思っているよりもフランクで人間味にあふれているということ。
彼は、携帯電話も持っていたし、バイクだって運転するし
お腹が空いたら、僕たちと同じ屋台にも行くし。
お坊さんって、何だかちょっと敷居が高いイメージがあったけど
結局は彼らも人間なんだって分かると、なんだかちょっと親近感がわきました。
実際にその後も、自分の携帯電話で写真を撮ってくれないかなんてお坊さんにも出会いました。
さて、そんなマハーボーディ寺院の一番の見どころは、寺院内にあるこの菩提樹の木。

この菩提樹の下で、仏陀が悟りを開いたとされていて、この日も菩提樹の下にはたくさんの修行僧がいました。

さっきまで近い存在のように感じていたお坊さんも、こんな風に修行をしているときはまるで別次元の存在のように感じました。

もちろん、お坊さん以外にも一般の人もこんな風に、みんな祈りを捧げていました。
こんな風景を見ていると、やはりインド人にとって、このブッダガヤは大切な場所なんだと感じました。

最後に寺院を出ようとしたときに出会ったこの人は、このマハーボーディ寺院で一番偉い僧侶みたいで、物事を見通すような眼差しが印象的でした。

いよいよ次は、インド東部最大の都市、コルカタに向かいます。
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